なぜ悲しくなるの?精神的に未熟なの?~断乳・卒乳時の寂しい気持ち~
娘が1歳を目の前にして、
夜間断乳を試みた時がありました。
その時私には思っていなかった
現実が待っていました。
夜間断乳を試みたことで
昼間も娘が授乳を拒否
したのです。
夜間断乳試み1日目の後の朝
家ではもちろん公園でも
おっぱいを欲しがり、
飲んで幸せそうな娘を見て
心が揺れていました。
試み2日目の朝、
突然授乳拒否が始まったのです。
朝になっておっぱいを見せても
ぷいっと顔を背け
授乳を拒否し続けられました。
「夜間断乳」をしたかったのに・・・・・。
これでは完全に断乳になってしまう。
こんなはずじゃなかった・・・・・。
寂しい、まだおっぱい生活したかった・・・・。
実は私、相当泣きました(笑)
子どもの成長は時に、寂しくなる
ということを実感しました。
この気持ち、あまり周りには
理解してもらえませんでした。
実はこのような感情の変化は
ごく当たり前に起こりうることです。
■断乳・卒乳時に起こる悲しみの原因■
ホルモンバランスの変化
プロラクチン:母乳を作るホルモン 不安や、攻撃性、筋肉の緊張を軽減する作用があり、育児にプラスとなる。
オキシトシン:母乳を放出するホルモン 効ストレス作用、鎮静作用、愛着行動を促す作用、信頼する心を築く作用などがある。愛情ホルモンともいわれる。
これらのホルモンが急激に
低下することで、軽いうつ~うつ状態に
なる事は珍しいことではありません。
私は、結局、1歳前の夜間断乳は
このホルモンの動きにより
中断しました。
ホルモンの働きによるものだと
思っても、親のエゴで方針を
変えたことは相当反省しました。
でもね、反省する必要はないですよ。
月経前にイライラするのも
ホルモンの影響があるように
断乳や卒乳のプロセスでの
軽いうつのような状態は
起こりうることだということ
知っておいてください。
自分が未熟だからではありません。
急に断乳をすることで
悲しくて仕方がない方は
徐々に断乳をすることを
おすすめします。
私のように断乳を中止することも
一貫性を持って続けることも
どちらを選択しても
正しいのです。
断乳に困ったときはぜひ
お問い合わせください。
リソース
母乳育児支援講座:水野克己、水野紀子
Stopping Breastfeeding can lead to depression by Michele Zipp